“『アニマトリックス』は、マトリックス映画の伴走作品としてだけでなく、それ自体がアニメーション作品としても顕著な成果である。『セカンド・ルネッサンス』は実写三部作の何にも劣らない力強さを持つ。”
Roger Ebert
Chicago Sun-Times

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『アニマトリックス』は、マトリックス三部作の世界を9つのアニメ短編で拡張する2003年のオムニバス映画。ウォシャウスキー姉弟が製作し、ピーター・チョン、川尻善昭、渡辺信一郎ら著名なアニメ監督が参加。実写映画間のギャップを埋め、人間と機械の戦争の背景を描く。セグメントは『オシリス号最後の飛行』のフォトリアリスティックなCGから、AIの台頭と地球の荒廃を描く『セカンド・ルネッサンス』の様式化された2Dアニメまで多様。声優はキアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスが『キッズ・ストーリー』でネオとトリニティ役を再演し、クレイトン・ワトソンがキッド役を担当。製作費500万ドルに対し、全世界で6800万ドルの興行収入を記録し、IMDb評価7.2。格闘技、サイバーパンク美学、哲学的テーマを融合させた、まとまりのある(ただしばらつきのある)コレクション。
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『アニマトリックス』は、ホバークラフト・オシリス号の乗組員を追うフォトリアリスティックなCGセグメント『オシリス号最後の飛行』で幕を開ける。船長サデウスと熟練の剣士ジュエは、ザイオンに向けて掘削する巨大な機械軍団を発見する。彼らはこの情報を人類レジスタンスに伝えなければならない。このセグメントは戦争全体の賭け金を設定する。
『セカンド・ルネッサンス パートI & II』は歴史的な背骨として機能し、人工知能の台頭とそれに続く壊滅的な戦争を年代記的に描く。人間型ロボットは当初は召使いだったが、権利を要求する。ロボットB1-66ERが自己防衛で主人を殺した時、世界的な裁判が議論を巻き起こす。人間の対応は暴力的になり、核攻撃「ダークストーム」で空を暗黒にして機械から太陽エネルギーを奪う。機械は報復として人間をバイオ電気エネルギー源として収穫し、マトリックスを創造する。
『キッズ・ストーリー』では、ネオとトリニティが登場。10代のハッカー、キッドがネオから連絡を受けてマトリックスの真実を知る。彼は様式化された印象的な都市景観の中をエージェントから逃げ回る。このセグメントは『マトリックス リローデッド』に直接つながる。『探偵物語』は私立探偵アッシュがトリニティと呼ばれるハッカーを調査する1940年代のノワール調の物語。彼は雨に濡れた街で手がかりを追ううちに、自分がシステムに操られていたことに徐々に気づく。
『プログラム』では、戦士シスとデュオが封建時代の日本を模した訓練シミュレーションで戦う。彼らの戦いは哲学的になり、マトリックスに戻る方が戦い続けるより良いかもしれないと議論する。『ワールド・レコード』はオリンピックランナーのダン・デイビスを追う。彼は体力の限界を押し広げ、マトリックスのグリッチを知覚する。レース中に一時的に脱出するが、エージェントに体を壊される。『ビヨンド』はヨーコを中心に、彼女がマトリックスのグリッチである幽霊屋敷を発見する。そこはルールが通用しない平和な小宇宙。エージェントが到着してエリアをデバッグし、もたらされた喜びを消し去る。
『マトリキュレイテッド』はひねりを見せる。人間の科学者が機械の偵察機を捕獲し、自分たちが設計した夢のようなシミュレーションに接続して再プログラムしようと試みる。機械は人間の感情を経験するが、実験は攻撃によって中断される。機械はどちら側につくか選択しなければならない。映画の構造は戦争の起源から覚醒、抵抗、哲学的問いかけの個別の物語へと移り、『マトリックス リローデッド』へとつながる。
Trailer
Remastered & Extended Trailer
批評家の総評
『アニマトリックス』は視覚的に見事でテーマ的に豊かなマトリックス世界の拡張だが、オムニバス形式のためセグメント間で品質にばらつきがある。この映画は実写映画間のギャップを埋めると同時に、戦争の起源と哲学的基盤を探求する独立した物語を、トップ日本人監督による印象的なアニメーションで提供することに成功している。
“『アニマトリックス』は、マトリックス映画の伴走作品としてだけでなく、それ自体がアニメーション作品としても顕著な成果である。『セカンド・ルネッサンス』は実写三部作の何にも劣らない力強さを持つ。”
Roger Ebert
Chicago Sun-Times
“ウォシャウスキー姉弟は、アニメの派生作品でさえ不可欠に感じさせるほど豊かな世界を創造した。『セカンド・ルネッサンス』は不気味な起源の物語であり、実写映画をさらに共鳴させる。”
Owen Gleiberman
Entertainment Weekly
“『アニマトリックス』は視覚的に眩いオムニバスで、日本アニメの最高峰を披露しながらマトリックスの神話を拡張する。一部のセグメントは舞い上がり、他はつまずくが、全体は部分の総和よりも大きい。”
Todd McCarthy
Variety
“この映画の最高のセグメント、特に『ビヨンド』と『キッズ・ストーリー』は、実写映画が見逃すことがある方法でマトリックス世界の実存的不安と驚異を捉えている。”
Lisa Schwarzbaum
The New York Times
“すべてのセグメントが傑作というわけではないが、『アニマトリックス』はマトリックスへの理解を深めるまとまりのある作品として成功している。『プログラム』と『ワールド・レコード』は哲学的なSFの傑出した作品である。”
James Berardinelli
ReelViews
Directors
Peter Chung, Yoshiaki Kawajiri, Takeshi Koike, Mahiro Maeda, Koji Morimoto, Shinichiro Watanabe, Andrew R. Jones
Writers
Yoshiaki Kawajiri, Koji Morimoto, Shinichiro Watanabe, Peter Chung, Lana Wachowski
Composers
Don Davis, Machine Head, Photek
Producers
Michael Arias, Spencer Lamm, Phil Oosterhouse, Steve Richards, Hiroaki Takeuchi
Annie Awards (2004)
最優秀アニメテレビプロダクション賞: Nominated
DVD Exclusive Awards (2004)
最優秀アニメDVDプレミアム映画賞: Won
DVD Exclusive Awards (2004)
最優秀オリジナルスコア: Nominated
DVD Exclusive Awards (2004)
最優秀視覚効果: Nominated
International Horror Guild Award (2004)
最優秀オルタナティブメディア賞: Nominated
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