
Vinland Saga
Makoto Yukimura
概要
幸村誠の『ヴィンランド・サガ』は、アイスランドの探検家トルフィン・カルルセフニの生涯を再解釈し、歴史上の人物と深く個人的な物語を融合させている。2005年4月から10月にかけて講談社の『週刊少年マガジン』で連載され、同年12月より『月刊アフタヌーン』に移籍し、2025年7月まで連載、全29巻の単行本が刊行された。英語版はKodansha USAが手掛ける。物語は、父を殺された復讐に駆られる少年トルフィンを描く。時が経つにつれ、彼は平和主義者へと変貌し、異なる人々が共存できる植民地ヴィンランドの建設を目指す。幸村は元々、ノルウェー王オーラヴ・トリグヴァソンに触発され、奴隷制度をテーマにした物語として本作を構想した。編集者がトルフィンを最初から奴隷にするのは反対したため、作者は彼をヴァイキングにした。これにより、後にトルフィンが自ら犯した暴力と向き合う姿を描くことが可能となり、冷戦期や9.11後の作者自身の不安を反映している。
2022年8月時点で、『ヴィンランド・サガ』は累計700万部以上を売り上げている。2009年第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、2012年第36回講談社漫画賞一般部門を受賞。その作画、キャラクター、テーマの深さで称賛されている。Wit Studioによる全24話のアニメ化が2019年7月から12月に放送され、続く第2シーズンが2023年にMAPPAによって制作された。マンガが残虐な復讐劇から哲学的な平和主義へと移行する点は、古典文学の叙事詩と比較されることもあるが、幸村はそれを具体的な歴史的詳細に基づいて描いている。血に飢えた少年から暴力を拒絶する男へのトルフィンの旅は、『ヴィンランド・サガ』を、紛争の代償に疑問を投げかける稀有なアクション漫画にしている。
受賞
Japan Media Arts Festival Manga Division Grand Prize: マンガ部門: (2009)
Kodansha Manga Award for Best General Manga: 一般漫画: (2012)
Eisner Award for Best U.S. Edition of International Material, Asia: 最優秀アジア作品賞(国際素材・アメリカ版): (2014)
キーワード
書籍情報
- 著者
- Makoto Yukimura
- 出版社
- Kodansha
- 出版
- 2005-04-01
- 言語
- Japanese
- シリーズ
- Vinland Saga #1
- 著者
- Makoto Yukimura
- 出版社
- Kodansha
- 言語
- Japanese
- Volumes
- 29
- Magazine
- Weekly Shōnen Magazine (2005), Monthly Afternoon (2005–2025)
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